2007/12/31

2007年を大きく振りかぶって第一球

手書きで年賀状を仕上げた。
絵心がないので時間がかかってかかって、結局投函したのは一昨日になってしまった。3日くらいには届くかな。
copicというペンで色を塗ったのだが、これがすごく良かった。重ね塗りしてもペン先と紙が擦れず、にじまずに味がでるのだ。来年も活躍するだろう。

わたしの今年は「廃却と忘却」だった。
だからスッキリ気持ち良く来年を迎えられる、
とはいかない。
やっぱり2008年も、課題と問題を抱えながらジタバタやっていくこととなる。

敢えて自分の生活を優先させた1年だったので、見に行きたかったライブも泣く泣くあきらめること多数。
そんな中でも、今後のわたしのみちしるべになるであろうライブにも出会えた。それを受けて、いかに自分が無駄なものにまみれていたのか、明瞭になった。
そんなわけで、「廃却」。
無駄を排除して身軽になったかわりに、これからつかんでいかなくてはならないものも山ほどある。
これだ!と思って手にしても、よく見たらがらくただった・・・なんてこともあるだろうが。これでも以前よりは、見る目を養ったから大丈夫だ!

そして、「忘却」。
ことばを飲み込むことは、悪いことじゃない。飲み込んで忘れられたら儲けものだ。

涙をこらえることが「ナンセンスだ」と言う人とは、最後のところでわかり合えない気がする。
「泣きたいときには泣けばいい」という常套句の歌詞が、餓えた民衆に対してマリー・アントワネットが無邪気に言った「パンがなければケーキを食べればいい」という台詞と同じように聴こえる。

以上、飲み込んでも胃からせり上がってきてしまったわたしのことば。

今年も温水ブログを御覧下さってありがとうございました!
リニューアルしたら、なんだか携帯から見ることができなくなってしまったようで申し訳ないです。
このブログだと、まとまらない文章もきちんと保存ができるので助かるのです。
それまでは、何時間もかかって書いたものが「タイムオーバーです」という言葉を残して吹っ飛んでしまい、何度のた打ちまわったことか・・・。
よって、引き続き来年もこちらで一方的に発信していきます。よかったらおつきあいください。

よいお年を。

2007/12/25

ハマリQ

KANのライブ、とっても楽しかった!

2007/12/23

EVERGREEN

おすすめして頂いた発泡酒をさっそく飲んでみました。横浜市在住の主婦Sさん、どうもありがとうゴザイマス!
最近飲んだ発泡酒の中で、一番美味しゅうございました。
しあわせの葉っぱ、もうしばらくお待ちください。

飴がないとき、よかったら話聞くわよ。

2007/12/20

くさい飯には見えません

刑務所の中」を見た。
いやいやもうとにかく笑っちゃった。コメディー映画ではないのだけど。
特典映像で、主演の山崎努がインタビューを受けていて「原作者の花輪さんにお会いしに行ったが、とてもチャーミングな方だった」と言っていた。
わたしは知らなかった。漫画家の花輪和一って。
そのチャーミングな花輪役を、山崎努が実にチャーミングに演じていた。刑務官に叱られて、猫が耳をピッと横にしてちぢこまるみたいに怯えたり、懲罰房の中で内服薬の袋をめちゃめちゃ一生懸命折って糊付けしたり(トイレも限界まで我慢)、だるだるになったくたびれパンツを「こんなすごい中古のパンツ、よそではぜったい穿けない」と言って誇らしげに仁王立ちしてみたり、ご飯に醤油をかけると美味しいことに気づいて悦に入ったり。あまりの可愛らしさに、わたしは涙が出ちまった。
そうそう。泉ピン子主演の女子刑務所のドラマなどでも見かけるが、刑務所の食事は不思議と美味しそうに見える。あれはきっと、自由を制限された塀の中だからこそ、だと思う。この映画の中は食事のシーンがとても多かった。家庭の食卓に並んだら、質素でわびしくなるメニューだろうけど、それをがつがつとむさぼる感じがなんか良いのだ。
シャバと隔てられた世界というと、陰鬱で窮屈で囚人同士の諍いが絶えないというイメージだったが、毎日3食与えられ、風呂にも入れて、眠る布団もあり、それを幸せと感じてゆるやかな受刑者生活を送る人もいるんだろうな、という新たな発見があった。
こんなに面白いなら原作の漫画も読みたいなーと思ってネットで花輪和一を調べてみたら、丸尾末広と似た雰囲気の漫画を描く人だったらしい。丸尾末広!持ってます「少女椿」。(読むたび厭世的になります)
興味深いと思ったのは、「ちびまる子ちゃん」のキャラクターの花輪君と丸尾君は、この二人の漫画家の名前からもじられたネーミングだったということ。「ちびまる子ちゃん」て、あんなにほのぼのとした漫画なのに!さくらももこの粋なセンスを感じた。

2007/12/13

しらす日和

ご飯に、しらす・納豆・海苔・ほうれん草をチャンプルー。
町田市在住のRちゃん(ホフ・ディラン大好きっこ)よりお寄せいただいた情報。
美味しゅうございました。(岸朝子風)

2007/12/10

蛙帰る

「お金が2倍になってカエってくる」という蛙のがまぐち。
いろいろな意味で惹かれ、
連れてカエル。

鎌倉にて


あ、










うん

2007/12/03

金色に目がテン!

たまに日曜日も、つとめに出る。
矢野さんの笑顔に元気をもらってから、ちょっぴり早めに出発。
毎朝の通り道で出くわす、うつくしいいちょうを見るために。

「秋になると
果物はなにもかも忘れてしまって
うっとりと実ってゆくらしい」

わたしが育った町田市が、
そのむかし南多摩郡だったころ、
そこで生まれた詩人、八木重吉の「果物」という詩。
もう12月だけど、こんなやさしい木を見ているとまだ冬とは思えない。
八木重吉の享年は、わたしのいまの年齢。短い人生の中で、たくさんのやさしい詩をのこしたこの人のことが、とっても気になっている。
落合監督が胴上げで宙を舞うやいなや、
町はにわかに年末ムードとなり、
マライヤ・キャリーだのワム!だの定番BGMが垂れ流され、
やれイルミネーション点灯だ流行語大賞だと騒いでいる一方で、
「まだ散らねぇよーダ」と反発しているみたいな、ふさふさのいちょう並木。
電飾モミの木も、見れば心を奪われるけれど。
でももう少し、この金色がすべて抜け落ちるまで、わたしも(できるだけ)なにもかも忘れて、うっとり眺めていようと思う。

ちなみにこの風景は、高田渡の「ごあいさつ」を聴きながら撮影。
ほんとうにほんとうに、素敵なアルバム。

2007/11/30

11月30日

くつの中に砂利が1粒入り込んで、ちくちくちくちく神経に障るような、そんな一日。
子供じみた攻撃の言葉が口をついて出ないように、今日はずっと飴をころころやっていた。飴は良い。たとえ食べ過ぎて口の中のあちこちが痛くなったって、余計な波風を立てなくてすむのなら、良い。
あぁなんとか今日を乗り切った、と思ったら福Tのハガキを出し忘れていたことに気づく。今日までの消印有効だったのに。シールを6口も貯めたのに。好きなオリオンビールを控えて、SUNTORYを飲んで頑張ったのに。
バッキャロー!お前の馬鹿さ加減にゃ、父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ!!と叫びながら三和土に突っ伏して、「ひとりあばれはっちゃくごっこ」に興じたい気持ちとは、こういうことだ。
文体が情緒不安定になってきたところで、今日はこれにて。

2007/11/25

ミノ虫のミノをはがずのが好きでした

実家で「ちびまるこちゃん」を見たので、ココアが飲みたくなった。(今日の放送を御覧になった方はわかるはず!)
帰りにスーパーへ寄ったら、森永のココアは売り切れていた。まさか「ちびまるこちゃん」効果か!?
しかし今の気分はMEIJIでもミロでもない。仕方なく小分けタイプを買う。どうでもいいが、小分けタイプは性に合わない。わたしは、味は何でも濃いめが好きなので一般的な「1杯分」はわたしの「1杯分」ではないのだ。(ね、男らしいでしょ?)

この時期は自販機でもあったかいココアやコーンスープを買いますが、よくわからないことにわたしは、オジサンがおしるこを買う姿を見るとキュンと胸が高鳴ってしまう。仕事で疲れたときは、甘いものにかぎりますな。
この冬は、何人の「おしるこオジサン」に出会えるかしら。

2007/11/23

しあわせの葉

葉っぱから芽生える。
ウソかまことかワカラナイけど、「これはしあわせの葉っぱよ」と言われて頂いたものだ。
水に浸しておくだけで、このように育つ。なんて手のかからない子だ!
この葉のしくみを人間にたとえると、ニコ・ロビンといったところか。
うまく育ったら、わたしもどなたかにお裾分けしよう。

しかしその前に訪れますかね?しあわせ。

2007/11/15

液肥が美味いのか?

蕾だったガーベラ3号が咲く。
いちばん背が高いので、「馬場さん」と名づけようと思う。
写真左端の4号も、もうすぐ。

セダムのジェリー藤尾も元気。

かにの目線

毎朝通るご近所の、高嶺の花ならぬ高嶺の柿。
もう少しで落ちてくるかな。
ウッシッシ・・・。

2007/11/07

旅のみやげ

千葉といえば、房州ビワ。ビワゼリーからビワ酒、はたまたビワキーホルダー。さまざまなものに形を変えていたが、個人的にビワはビワのままでいただくのが一番美味しいと思う。
ふらりと入ったビニールハウスで、なんとなくサボテンを物色。千葉でなくても買えるのだが。
連れが「サボテンは言葉がわかるんだよ」というので、部屋でサボテンに話しかけてる自分の姿を想像する。まずいまずい。サボテンはやめて、となりの多肉植物のセダムを選んだ。なぜならジェリービーンズに見えたから。(どんだけ食い意地張ってんだ)
それと店主オススメの「空気清浄効果が高い」というガーベラをお持ち帰り。
ガーベラは育てるのがムズカシイということを、買ってから連れに知らされる。ち。
とりあえず、帰ってから「花用液肥」を鉢に刺す。こういうものにすぐ頼るのは邪道なのだろうが。今のところ、ガーベラちゃんとジェリービーンズは元気。

まちぶせ

ロープウェイのりば近くで見かけた猫、多数。
ここは谷中銀座か!?



「ナー(なんかちょうだい)」










「ナー(チョコバナナチップスなんて食えるかー)」

晴れた

この日(11月3日)、天気予報の通り午後から青空になった。
予想外に階段を上ったり下りたりで汗ばむ。
ゼーゼーしながら「ちょっと誰か救心持ってない?」とか言ってゲラゲラ笑ったり、
油断しているすきをついてまぬけな写真を撮りぎゃあぎゃあ騒いだり、
トンビに昼御飯を奪われないようにびくびくしたり、
次の旅は「京都で舞妓さんになりすますツアー」などと言い出したりで、悪ノリ女3人組は日頃のストレスを忘れて、のろのろゆっくり山道を後にした。

科学忍法

鎌倉の大仏 総高13.3m
奈良の大仏 総高18.1m

←総高31m (御丈21.3m)

日本一おおきな大仏さまは鋸山に居た。

世界平和、万世太平の大象徴。
日本一なのにあまりメジャーではないのが、謎めいている。
もしもキングコングに来襲されて、
ケーブルカーに乗っていた美女(浜美枝)が捕まえられそうになったら、
おもむろに「どっこらしょ」と立ち上がって、頭の後ろの丸いやつを手裏剣よろしく投げて追っ払ってくれるだろうか。

2007/11/04

Go to hell

東京湾フェリーに乗って千葉の鋸山へ行ってきた。
紅葉間近の木々を望みながら、ロープウェイで上昇。
まず向かったのは地獄のぞき。
高所恐怖症の人には縮み上がる風景。
しかしオイラはこういうところが楽しめる人間。





あ絶景かな 絶景かな!








(←崖下を撮影)

あなたはひとりで生きられるのね

翼をひろげて、風まかせの飛行。
気のせいか、仰いだかもめのお腹はメタボリック気味だった。
いいじゃないか 食欲の秋だもの
           ぬくを

2007/10/26

気分は松平孝太郎

雨音を聴きながら、「空飛ぶタイヤ」を読む。ぶあつい単行本で持ち重りはするが、すっかりこの本の世界に引き込まれている。わずらわしいクセのない、骨太な文章。こちらも「ヨッシャ来い!」てな具合にキャッチャーミットをばしっとかまえて挑んでいる。そんな感じ。
今、読みかけの本が5冊くらいたまってしまったのだけど、これは最後までたどり着くだろう。
 
いいかげん、タオルケット1枚で寝るのには厳しくなった。夏の間、ロフトの隅っこに押しやられていた毛布を、早朝寝ぼけまなこで洗濯機にぎゅうぎゅう押し込む。なんとか洗えた。これで秋はOK牧場。
冷え込んで色づいた紅葉も、そろそろ見ごろ。寒さによって美しくなる植物や、暑さによって美味しくなる果実。外の厳しさを身に受けなければ、その結果は得られなかった。でも、過去にどんな武勇伝を持っていようがそんなことはおくびににも出さず、そ知らぬ顔で今日もシビレルような鼻歌を歌っているのだろうか、あの人は。

2007/10/17

抽選結果、発表

当たりました。
12月25日に浜離宮朝日ホールで行われるKANのライブを見て来ます。
忘れないように休暇願いを出さねば。
とりあえず前の方で見れたら良いかな?という単純ミーハー志向で、適当に希望を出したら、なんと「2列2番」。座席表で確認したらトッテモ近い。きゃーきゃー。
浜離宮朝日ホールは、何年か前にU(ゆう)さんというアーティストのライブで行ったことがある。すごーく格式高い雰囲気で、着慣れないスーツで見に行ったっけな。空間に広がる音が、とても美しかった。静かなみずうみに小石を投げて、水面に波紋がゆっくり大きく広がってゆくような。とっても素敵なライブだった。
しかし今度は、その浜離宮でKANですからね。どんなライブになるのか、まったく想像できません。紅白のときみたいにモーツァルトに扮してたら笑うぞ。

ところで、先日の浜田真理子のライブは「5列35番」という席だった。ペダルを踏む浜田真理子の足がばっちり見えて、ひとりでドキドキしてしまった。(わたしゃ変態か)
この人の、半音の上がり下がりがグッくる。程よく溶けたアイスをスプーンで「ス」としゃくるみたいに、わたしの胸もやんわりえぐられる。
アンコールで主題歌をカバーしていた「ヨコハマメリー」はぜひ借りて見ようと思う。

今日は市役所へ用事を済ませに行った。座間市役所のとなりには「ハーモニーホール座間」がある。ここで行われたスターダスト・レビューのライブを、1番前のど真ん中の席で見たことを思い出した。根本さんのソロギターを食い入るように見ていたら、根本さんがわたしを見てちょっと照れくさそうにはにかんだのだ。こういうとき、同行者がいたら「ね、ちょっと、見たよね!?わたしのこと見たよね!?」などと後で確認するのだが。

そういえばホールでのライブは、ほとんどひとりで見に行ってるな・・・。

2007/10/16

飲んで、笑おう!

愉快なデザインのTシャツを着ている人を見かけると、つい話しかけたくなる。きっと仲良くなれそうな気がする。(でも話しかけられません。人見知りだから)
ファッション誌は読まないし、今年流行と言われているブーティーの何がカッコ良いのかさっぱりワカラナイし、つねに紅白のボーダーシャツの楳図かずお先生が好きだ。「シニカルヒステリーアワー」で、本当はとってもオシャレさんなのに、ツネコちゃんに「いつも同じ服だね」とバカにされて、でも言い返せないつん太君の二面性はその後どうなったのだろうか?あ、話が別のところへ行ってしまいそう。
要は、わたしは福Tが欲しくて、全部着てみたいけどシイテ希望するなら「№1」「№5」「№7」のデザインが良いな、ってことだ。
わたしはファッションになんのこだわりもありませんが、お好み焼きにはオモチとスライスチーズが欠かせません。

2007/10/13

行ってきます

本日は神奈川県立音楽堂で浜田真理子のライブ!
プレオーダーでチケットを取ったものの、まだ発券しに行ってない・・・。どのへんの席かなぁ?
でもそれより、今日はどんなセットリストなのか楽しみ。ひそかにMCも楽しみ。ふふ。
プレオーダーで、抽選結果待ちのライブがひとつある。誰のライブかは、当たったら発表します。ヒント:こちらのアーティストもピアノを弾いて歌う人です。(画像は、なんの関係もありましぇん)

2007/10/07

ずしり

ふと気づいたら、文庫本より単行本の方を選ぶようになっていた。
単行本だと「読んだ!」という気になる。
ずしりとした単行本は、かさばって片付かない。でも、頁を繰る心地よさは文庫本よりはるかに上だ。
装丁にドキリとした東野圭吾の「容疑者Xの献身」を、昨日読み終えた。思い出すと胸がつまる。捨て身の人間と、護るべき者がある人間はどちらが強いか。わたしは後者だと思う。改めてそう思う。

近所のビデオ屋さんが店じまいをしてしまった。ちいさなお店だったけど、わたしが見たいと思ったビデオは(B級ホラーの「バスケット・ケース」とか)だいたいそろっていたので残念で仕方ない。
閉店セールとして、すべてのビデオを1本100円で叩き売りしていたので、置いてあったジム・ジャームッシュのビデオ6本をすべて買い占めた。DVDじゃなくて、VHS。またまたかさばるものが増えてしまった。

引越しがしたい・・・。

2007/10/03

陰と陽

いつかテレビでU2のボノが、
「怒りで黒く塗りつぶすことは、誰だってできる。喜びやエクスタシーで真っ白く表現させることは、本当に難しいことだ」と言って、ビョークを賞嘆していた。

しかし、ビョークのアルバム「ヴォルタ」の紙ジャケットは扱いづらくて困る。こういうのは、好きくない。
すでにシールの粘着力はゼロだ。この先どーすりゃいいんだ?輪ゴムで留めろってか?

2007/09/25

旅する気持ち

ずっと楽しみにしていた映画「めがね」を見てきた。
わたしにも、あそこで暮らす才能があるかなぁ?うむ~。
どうしてここへ来たのか?とか、
どうして旅をするのか?とか、
普段はなにをやっているのか?とか、
なにも聞かないことは、「無関心」と感じるか「やさしさ」と感じるか。
かたくなに口をつぐみたいわけじゃないけど、人には言葉にしたくないこともある。
あそこで暮らすには、そこを解る人じゃないとだめなんだろうな。

映画の中で、マンドリンが出てきた。
マンドリン!欲しい!

すっきりとした夜空に、ぽかりと浮かぶグレープフルーツ。
友人と食事を済ませて満腹であったけど、ここはやはり団子を食わねば。
しかし蒸すのが面倒なので、白玉粉を買う。
夜風も気持ちよい。
今日はトム・ウェイツの「CLOSING TIME」が合いそうだな。

2007/09/24

リラクゼーション

ブロッコリーを至近距離で眺める。

自宅でできる森林浴。

ラーユーレディ?

餃子の皮を包む、というチマチマ工程がめんどくせーなーと思うのは、わたしがO型だからなのか、たんなるなまけものだからなのか。それはうっちゃっておくことにして、目からウロコが落ちる焼き方を知った。フライパンに皮をぺぺぺと広げておおきな円にして、そこへ餡をのせて、餡の上を皮で蓋する。特大のまるい餃子。ラーメンを食べるとき、れんげにミニラーメンをこさえながら食べるというあの行為をハゲシク嫌悪しているわたしには、このおおきな餃子がぴったりかんかん合点がいく。めんこのような皮を、めんこのようなまま、汗をかきながら食した。
ところで、血で性格判断ってどうなんだろ?血液型が自分を語ってしまうなんて、考え方によってはちとコワイ。科学的根拠はないのに「O型はおおざっぱ」とか、「A型は神経質」とか、そんな言われ方があまりにも定着していて、自分がまだなにものか分からない年頃からジワリジワリとすりこまれているような気がしないでもない。でも、わたしがO型であることに異議を唱える人は、いまだかつて出会ったことがない。それはなんか、嬉しい。

苺舎利別

プラム酒をいただく。数ヶ月前に同僚の方が会社の敷地内に生っていたプラムを拾って漬けたものを、お裾分けしてもらったのだ。あのだれも通らないような場所に生っていた果実なんて、ちょいと眉つばものじゃねーのかい?と疑っていたわたし。お酒があまりにもきれいな色に染まっていて、びっくりした。これがルビー色というのでは?ながめていると、夕やけ・海辺・白い砂浜・潮騒…次々流れるように思い浮かぶ。なにせ只今絶賛8月中ですからね。
風物詩カキ氷、その定番「苺シロップ」は、瓶詰めにされてお店に売られているのをよく見かけるけれど、じっさいに苺をゆっくり煮詰めてシロップを作ったらやはりうっとりするようなルビー色になるんだとか。だけど今となっては、まがい物であっても「市販の瓶詰め苺シロップ=氷イチゴ」というのが大半の人のイメージであって、赤色*号で染め上げて香料で味をでっちあげて、そうしてできたあの無果汁シロップじゃなきゃ納得できないかもしれない。となるともはや、ほんもの、にせもの、どっちが正しいなんてないんじゃないか?これが食べ物のことに限らず、音楽のことに及んでしまうと、もう明朝ズームイン!スーパーの時間までぐだぐだ考えてしまうこと必至。なんて、ちょっとデリケート人間を装ってみたが、なんともアマイアマイこのプラム酒は、すいすい飲めて危険だ。危険だぞ。

すいとんとちくわぶ 小林よしのりと生瀬勝久

小学校の時、同級生の女の子が書いた詩が今でも心に残っている。その子のお母さんがある日の夕飯ですいとんを作り、「戦争のとき食べるものがなくて、皆これを食べていたのよ」と言ったのだけれど、出来上がったすいとんを食べたらあまりにも美味しくて、こんな美味しいものを食べていたなら、むかしの人はちっともかわいそうじゃないと思った…という内容。
近所のお店で「すいとんの粉」が売られているのを見つけて、その詩をふと思い出した。そんなわけで、まだ細い紅あずまと、まだ旬ではないきのこを入れてすいとんを作ってみた。今年はそうめんだのひやむぎだのを食べる気がしなくて、あまっていたつゆの処理にちょうど良し。ほんだしの素も入れて、ばっちり(わたし的に)。「裸の大将」を見ながら、つい食い過ぎた。今寝たら牛になるんだな~…と山下清風に独りごちながら、ブックオフで買った小林よしのりの「いわゆるA級戦犯」を寝っころがって読む。これは本当なのか?あまりにも学校の教科書の内容と違うので、頭が混乱しそうになる。もう少し詳しく知りたいと思ったのが、「ハルノート」と東京裁判で判事を務めたインドのパール博士のこと。
印象に残った言葉
「深い淵は 一寸覗いても底は解らない
三井寺の鐘は 一寸撞いても本音は出ない」

継承

与謝野官房長官の耳が、好みの形だ。わたしは耳が小さい。そいでもって、顔の側面にぴたっとくっついている。なんとも存在感のない耳。だから、ダンボ耳の人が羨ましい。わたしのような耳は人相学でいうと、「人の言うことを聞かないので、良く言えばダマされにくいが、つまりは頑固者」だとか。当たっているかも。いやだなぁ。「豊胸手術」ならぬ「豊耳手術」というのがあれば今すぐチャレンジしたいくらいだ、と常日頃思っている。

顔に関しては、わたしは母親の影響をかなり受けている。この沖縄顔は、母 親の家系が徳之島で代々栄えてきたことを考えれば、さほど不思議ではない。まだ行ったことがない沖縄に、とても惹かれる。いま、石垣島出身の作家で池上永一の小説を集めてるのだけど、「バガージマヌパナス(我が島の話)」と「風車祭(カジマヤー)」は少女漫画化されていて、これがもう本当に面白くて面白くて(とくにオバァの描写は絶品!)、いつか友人に古本を送りつけてしまったくらいツボに入った。沖縄といえば、海や自然がきれいで、食べ物が美味しくて、夏が長くて、米軍基地があって、琉球音楽があって…くらいがそれまでのわたしの知識だったのだけど、漫画を読んで「ユタ」「ニライカナイ」といった沖縄のディープな部分をドキドキハラハラ笑いながら知ることができた。
「あたしは**を先祖に持ち、大樹になった家を次の子孫に余すところなく伝えて、枯らすことのないよう申しつける。それであたしは自らの死ぬ場所を先祖からもらえるのさ。あたしは常に先祖とともに生き、そして子孫に送られる」(「風車祭」より)

あたりきのこと。
あたりきのことに感謝をする。

小さい耳ではあるけど、アンテナは張りめぐらせている。
伊勢丹のアートギャラリーで水木しげるの絵画を見にいった際、隣にいた親子が「ぬりかべの奥さんは、わりと美人なんだよね…」と話していたのをキャッチした。聞きまちがえたかと思ったが、現在のぬりかべは本当に妻(ピンク色)がいるようだ。素敵!!

秋 薫る

空が高い。
残暑は続いても、あきらかに季節が移り変わっている。いま、まさに。
この境目を楽しむのが風流だ、と兼好法師に習った。うむむ。
コンビニで、どっしりシェアを占める「ア・ラ・ポテト」に押しやられていた「夏ポテト」最後のひとつ。
境目、ここに見たり。