2007/12/31

2007年を大きく振りかぶって第一球

手書きで年賀状を仕上げた。
絵心がないので時間がかかってかかって、結局投函したのは一昨日になってしまった。3日くらいには届くかな。
copicというペンで色を塗ったのだが、これがすごく良かった。重ね塗りしてもペン先と紙が擦れず、にじまずに味がでるのだ。来年も活躍するだろう。

わたしの今年は「廃却と忘却」だった。
だからスッキリ気持ち良く来年を迎えられる、
とはいかない。
やっぱり2008年も、課題と問題を抱えながらジタバタやっていくこととなる。

敢えて自分の生活を優先させた1年だったので、見に行きたかったライブも泣く泣くあきらめること多数。
そんな中でも、今後のわたしのみちしるべになるであろうライブにも出会えた。それを受けて、いかに自分が無駄なものにまみれていたのか、明瞭になった。
そんなわけで、「廃却」。
無駄を排除して身軽になったかわりに、これからつかんでいかなくてはならないものも山ほどある。
これだ!と思って手にしても、よく見たらがらくただった・・・なんてこともあるだろうが。これでも以前よりは、見る目を養ったから大丈夫だ!

そして、「忘却」。
ことばを飲み込むことは、悪いことじゃない。飲み込んで忘れられたら儲けものだ。

涙をこらえることが「ナンセンスだ」と言う人とは、最後のところでわかり合えない気がする。
「泣きたいときには泣けばいい」という常套句の歌詞が、餓えた民衆に対してマリー・アントワネットが無邪気に言った「パンがなければケーキを食べればいい」という台詞と同じように聴こえる。

以上、飲み込んでも胃からせり上がってきてしまったわたしのことば。

今年も温水ブログを御覧下さってありがとうございました!
リニューアルしたら、なんだか携帯から見ることができなくなってしまったようで申し訳ないです。
このブログだと、まとまらない文章もきちんと保存ができるので助かるのです。
それまでは、何時間もかかって書いたものが「タイムオーバーです」という言葉を残して吹っ飛んでしまい、何度のた打ちまわったことか・・・。
よって、引き続き来年もこちらで一方的に発信していきます。よかったらおつきあいください。

よいお年を。

2007/12/25

ハマリQ

KANのライブ、とっても楽しかった!

2007/12/23

EVERGREEN

おすすめして頂いた発泡酒をさっそく飲んでみました。横浜市在住の主婦Sさん、どうもありがとうゴザイマス!
最近飲んだ発泡酒の中で、一番美味しゅうございました。
しあわせの葉っぱ、もうしばらくお待ちください。

飴がないとき、よかったら話聞くわよ。

2007/12/20

くさい飯には見えません

刑務所の中」を見た。
いやいやもうとにかく笑っちゃった。コメディー映画ではないのだけど。
特典映像で、主演の山崎努がインタビューを受けていて「原作者の花輪さんにお会いしに行ったが、とてもチャーミングな方だった」と言っていた。
わたしは知らなかった。漫画家の花輪和一って。
そのチャーミングな花輪役を、山崎努が実にチャーミングに演じていた。刑務官に叱られて、猫が耳をピッと横にしてちぢこまるみたいに怯えたり、懲罰房の中で内服薬の袋をめちゃめちゃ一生懸命折って糊付けしたり(トイレも限界まで我慢)、だるだるになったくたびれパンツを「こんなすごい中古のパンツ、よそではぜったい穿けない」と言って誇らしげに仁王立ちしてみたり、ご飯に醤油をかけると美味しいことに気づいて悦に入ったり。あまりの可愛らしさに、わたしは涙が出ちまった。
そうそう。泉ピン子主演の女子刑務所のドラマなどでも見かけるが、刑務所の食事は不思議と美味しそうに見える。あれはきっと、自由を制限された塀の中だからこそ、だと思う。この映画の中は食事のシーンがとても多かった。家庭の食卓に並んだら、質素でわびしくなるメニューだろうけど、それをがつがつとむさぼる感じがなんか良いのだ。
シャバと隔てられた世界というと、陰鬱で窮屈で囚人同士の諍いが絶えないというイメージだったが、毎日3食与えられ、風呂にも入れて、眠る布団もあり、それを幸せと感じてゆるやかな受刑者生活を送る人もいるんだろうな、という新たな発見があった。
こんなに面白いなら原作の漫画も読みたいなーと思ってネットで花輪和一を調べてみたら、丸尾末広と似た雰囲気の漫画を描く人だったらしい。丸尾末広!持ってます「少女椿」。(読むたび厭世的になります)
興味深いと思ったのは、「ちびまる子ちゃん」のキャラクターの花輪君と丸尾君は、この二人の漫画家の名前からもじられたネーミングだったということ。「ちびまる子ちゃん」て、あんなにほのぼのとした漫画なのに!さくらももこの粋なセンスを感じた。

2007/12/13

しらす日和

ご飯に、しらす・納豆・海苔・ほうれん草をチャンプルー。
町田市在住のRちゃん(ホフ・ディラン大好きっこ)よりお寄せいただいた情報。
美味しゅうございました。(岸朝子風)

2007/12/10

蛙帰る

「お金が2倍になってカエってくる」という蛙のがまぐち。
いろいろな意味で惹かれ、
連れてカエル。

鎌倉にて


あ、










うん

2007/12/03

金色に目がテン!

たまに日曜日も、つとめに出る。
矢野さんの笑顔に元気をもらってから、ちょっぴり早めに出発。
毎朝の通り道で出くわす、うつくしいいちょうを見るために。

「秋になると
果物はなにもかも忘れてしまって
うっとりと実ってゆくらしい」

わたしが育った町田市が、
そのむかし南多摩郡だったころ、
そこで生まれた詩人、八木重吉の「果物」という詩。
もう12月だけど、こんなやさしい木を見ているとまだ冬とは思えない。
八木重吉の享年は、わたしのいまの年齢。短い人生の中で、たくさんのやさしい詩をのこしたこの人のことが、とっても気になっている。
落合監督が胴上げで宙を舞うやいなや、
町はにわかに年末ムードとなり、
マライヤ・キャリーだのワム!だの定番BGMが垂れ流され、
やれイルミネーション点灯だ流行語大賞だと騒いでいる一方で、
「まだ散らねぇよーダ」と反発しているみたいな、ふさふさのいちょう並木。
電飾モミの木も、見れば心を奪われるけれど。
でももう少し、この金色がすべて抜け落ちるまで、わたしも(できるだけ)なにもかも忘れて、うっとり眺めていようと思う。

ちなみにこの風景は、高田渡の「ごあいさつ」を聴きながら撮影。
ほんとうにほんとうに、素敵なアルバム。