2008/08/05

2008/08/04

悲しいけど泣かないのだ

看病をしていた奥さんの方が先に逝ってしまった記事を見たときは、とてもショックだった。
だけど、「俺のことは、明るく見送ってくれよ」
なんてことを望んでいるんじゃないだろうか?

三途の川の向こうで、奥さんと菊千代が待っていてくれてたに違いない。

2008/07/21

寝苦しい夜に思ふ彼是

近所のスーパーで 可愛らしいラベルのワインをめっけた
わたし好みである甘口の白ワインです

がきんちょの頃に持っていた絵本では 錘に指を刺してしまったお姫様の絵がなんとも痛々しくて(右手の手首を左手でつかんで、悲愴な表情で天を仰いでいた)それを見るたび 背中だのみぞおちだのがゾワゾワして そのせいか物心つくまで「眠り姫」がどんなお話だかはっきりわからなかった
お姫様が眠りにおちた15才 わたしの場合
まだまだ子供でいたいのに 心とはうらはらに身体はどんどん成長していく
まだまだ子供なのに 種によって母親になることができる
まだまだ子供である自分に どうしてそんな機能がもう備わっているんだろう
自分の意思では どうにもできない力で外に押し出されていくなんて不条理だ
「女」になることも嫌だ かといってがさつで気の利かないクラスメイトの男子を見れば「男」に憧れることもない
わたしはこの先いったいどうなりたいのか 云々
15のとき、初めて「これ以上大人になりたくない」と思った
心と身体のバランスが取れるまで 眠っていたい 眠り姫になりたいな、と
そして 初めて「無常」を思い知る
15のとき

少し前に見たドイツ映画「ブリキの太鼓」 わずか3才で大人になることを拒否するオスカル君の話
見かけはいたいけな子供でありながら 徐々に性に目覚め ギラギラと女性を見つめるその眼差しも恐ろしかったが
海辺で村人が 馬の頭を餌にしてウナギを山ほど釣り上げていたのも ショッキング もしあれを目の当たりにしたら 昨今値上がりして手が届かなくなった国産ウナギをごちそうしてやると言われても さすがに遠慮してしまうだろうな ははははは

2008/06/23

ワカンナイ

何度かビデオを見たことはあるけれど、たしかに笑ったことを記憶しているのは1回だけ。しかしその1回も、何のコントだったか定かでない。わたしが好きなのは、メインよりアニメーションなのだ。どことなく無機質でありながら、ちょこまかちょこまかせわしない。あれを見ていると、自分の脳みそが蔦にうねうねと巻きこまれる妄想に見舞われる。その不気味さにわたしは可笑しみを見出しているようだ。

齢三十にして、精神的にも肉体的にもONとOFFの切り替えがいまだ侭にならないので、公共の場で御迷惑がかからぬよう携帯電話は年中マナーモードにしている。
でも一応、着信メロディーは「Always Look On The Bright Side Of Life」に設定している。
一応。

2008/04/04

2008/03/31

ショウヘイヘイ

わたしは目が悪い。
小学生のころ黒ぶちめがねにあこがれて、お年玉で伊達めがねを買ったわたしだが、そのわずか数年後に本物のめがねが必要になってしまった。まったく因果なものだ。
なにがしかの視力矯正器具を装着しなければまともに社会生活を送れないなんて、わずらわしいったらありゃしない。
今は日々コンタクトレンズを通して世界を眺めているが、めがねをかけることもある。しかし、この南国顔はめがねがとことん似合わない。似合わないとわかっていても、ずっとずっと欲しかったのだ。この色のフレームが。
ちょうどセールで安かったし、2個目の予備めがねだし、桜も綺麗だし、ヤンキースの松井も目出度く結婚したし、なんだかんだ理由をつけてわたしは一線を越えた。
3月31日。ササイ。些細な夢をひとつ叶えた。

2008/03/23

優柔不断

新美南吉の「手袋を買いに」が読みたいのだけど 絵本にしようか文庫本にしようか迷っている
懐古趣味人わたしの本心としては絵本を買いたい でも「手袋を買いに」ときたら「ごんぎつね」も読みたいのだ 「ごんぎつね」まで絵本で買って 絵本の良さにあじをしめてしまったら 斎藤隆介の「モチモチの木」なども欲しくなるだろう そうなっちゃったらただでさえ本であふれかえっている部屋の収拾がつかないではないか もう大人なんだから「新美南吉童話集」を買って 「手袋を買いに」も「ごんぎつね」も読めばいいじゃんでも困ったことにわたしは岩波文庫が苦手なんだよな
てな具合で 今も決めかねている 情けない まるでキクちゃんとハナちゃんの間でふらふらしているいなかっぺ大将のようだ

2008/03/03

今日は楽しいひなまつり

免許(原チャリ)の更新をするため二俣川へ。更新の帰りは自分の免許証の写真うつりに軽く落ち込みながら、駅近くの小さなCD屋さんに入ってスコアブックを買って行くのがなんとなく恒例になっている。スコアブック類なんていくら買ってもきりがないということにいいかげん気づいてはいるのだが、見つけてしまった。
一見ありがちなフォークの歌本だが、当時(60年~70年代)の「新譜ジャーナル」の楽譜ページ誌面を直接製版しているのがおもしろい。RCサクセションのアルバムと一緒に購入。
「大型新人・泉谷しげるの異色の新曲」とか「野村証券で黒板書きのバイトをしていたあがた森魚」とか、いちいち新鮮な一口メモに胸がときめく。なんといっても浅川マキの歌が6曲も載っているのが好印象。よく見たら「選曲に関しては、坂崎幸之助氏のご協力をいただきました」と書いてあった。良い人ですね。

2008/01/07