2007/09/24

すいとんとちくわぶ 小林よしのりと生瀬勝久

小学校の時、同級生の女の子が書いた詩が今でも心に残っている。その子のお母さんがある日の夕飯ですいとんを作り、「戦争のとき食べるものがなくて、皆これを食べていたのよ」と言ったのだけれど、出来上がったすいとんを食べたらあまりにも美味しくて、こんな美味しいものを食べていたなら、むかしの人はちっともかわいそうじゃないと思った…という内容。
近所のお店で「すいとんの粉」が売られているのを見つけて、その詩をふと思い出した。そんなわけで、まだ細い紅あずまと、まだ旬ではないきのこを入れてすいとんを作ってみた。今年はそうめんだのひやむぎだのを食べる気がしなくて、あまっていたつゆの処理にちょうど良し。ほんだしの素も入れて、ばっちり(わたし的に)。「裸の大将」を見ながら、つい食い過ぎた。今寝たら牛になるんだな~…と山下清風に独りごちながら、ブックオフで買った小林よしのりの「いわゆるA級戦犯」を寝っころがって読む。これは本当なのか?あまりにも学校の教科書の内容と違うので、頭が混乱しそうになる。もう少し詳しく知りたいと思ったのが、「ハルノート」と東京裁判で判事を務めたインドのパール博士のこと。
印象に残った言葉
「深い淵は 一寸覗いても底は解らない
三井寺の鐘は 一寸撞いても本音は出ない」