2007/09/24

苺舎利別

プラム酒をいただく。数ヶ月前に同僚の方が会社の敷地内に生っていたプラムを拾って漬けたものを、お裾分けしてもらったのだ。あのだれも通らないような場所に生っていた果実なんて、ちょいと眉つばものじゃねーのかい?と疑っていたわたし。お酒があまりにもきれいな色に染まっていて、びっくりした。これがルビー色というのでは?ながめていると、夕やけ・海辺・白い砂浜・潮騒…次々流れるように思い浮かぶ。なにせ只今絶賛8月中ですからね。
風物詩カキ氷、その定番「苺シロップ」は、瓶詰めにされてお店に売られているのをよく見かけるけれど、じっさいに苺をゆっくり煮詰めてシロップを作ったらやはりうっとりするようなルビー色になるんだとか。だけど今となっては、まがい物であっても「市販の瓶詰め苺シロップ=氷イチゴ」というのが大半の人のイメージであって、赤色*号で染め上げて香料で味をでっちあげて、そうしてできたあの無果汁シロップじゃなきゃ納得できないかもしれない。となるともはや、ほんもの、にせもの、どっちが正しいなんてないんじゃないか?これが食べ物のことに限らず、音楽のことに及んでしまうと、もう明朝ズームイン!スーパーの時間までぐだぐだ考えてしまうこと必至。なんて、ちょっとデリケート人間を装ってみたが、なんともアマイアマイこのプラム酒は、すいすい飲めて危険だ。危険だぞ。