2007/10/26

気分は松平孝太郎

雨音を聴きながら、「空飛ぶタイヤ」を読む。ぶあつい単行本で持ち重りはするが、すっかりこの本の世界に引き込まれている。わずらわしいクセのない、骨太な文章。こちらも「ヨッシャ来い!」てな具合にキャッチャーミットをばしっとかまえて挑んでいる。そんな感じ。
今、読みかけの本が5冊くらいたまってしまったのだけど、これは最後までたどり着くだろう。
 
いいかげん、タオルケット1枚で寝るのには厳しくなった。夏の間、ロフトの隅っこに押しやられていた毛布を、早朝寝ぼけまなこで洗濯機にぎゅうぎゅう押し込む。なんとか洗えた。これで秋はOK牧場。
冷え込んで色づいた紅葉も、そろそろ見ごろ。寒さによって美しくなる植物や、暑さによって美味しくなる果実。外の厳しさを身に受けなければ、その結果は得られなかった。でも、過去にどんな武勇伝を持っていようがそんなことはおくびににも出さず、そ知らぬ顔で今日もシビレルような鼻歌を歌っているのだろうか、あの人は。